美しいものを美しいと
他者を攻めることで自己を確認したい人がいる
きっとそういったひとつひとつに気付かずに
大人になってしまったのだ
美しいものを美しいと思う
朝日を浴びて
夕陽に想い
夜を閉じる
人はだれでも許せない昨日を憶えている
心の中にセーブされてると思い込んでいる
虚ろな図書館にふらふらと出かけて行って
やっぱり同じ書棚に手を伸ばしてしまうから
いつも同じ悲しみを持ってる気になってる
がらんどうの心に
コップ一杯の愛を汲みたい
ただそれだけなんだろうに