僕であるために

宇宙のどこかに輝く真(まこと)
遠くの夢に重なる景色

僕らが出会ったことは必然らしい
因果応報とエネルギーの法則は
きっと同じ場所で生まれている

愛は透明の光
雲間から注ぐ金色の糸

ゆっくりと ゆっくりと
結ばれて解けていく人たちと
燃えて消える星たちはどこか似ている

鍵を握る天才科学者は
この世の最期に立った老人に勝てない

知ろうとすれば離れていく虚像の世界で
灰色のニュースペーパーに包まれても
たどり着きたい場所がある

 

僕であるために